夢舞台に昨年を超える“関東旋風”。ベスト4のうち、3チームまでが関東勢となりました。最終回二死からの逆転サヨナラ本塁打(上写真)など、劇的な幕切れもあった大田スタジアムでの準々決勝2試合から、ハイライトを写真でお届けします。
※選手やチームの物語は追って掲載します
(取材&文=大久保克哉)
■準々決勝/大田第1試合
[長崎]6年ぶり4回目
波佐見鴻ノ巣少年野球クラブ
100000=1
000002x=2
八日市場中央スポーツ少年団
[千葉]初出場
【波】下園、山口-杉本【八】富永、石井ー伊藤
本塁打/富永(八)
八日市場中央は、持ち前の堅守と勝負強さを全国でも発揮して4強入り。5回から救援した石井陽向(下)は、2回を1安打無失点の好投で流れを呼んだ
0対1で迎えた最終6回裏、一死から5年生の椎名航平が右中間へ二塁打。「絶対に打ってやろうと思っていました」。この一打が二番・富永孝太郎主将の逆転サヨナラ弾の呼び水に
3回戦では猛打の越前(福井)に打ち勝ち、準々決勝ではしびれるようなロースコアゲームを演じた波佐見。野球も応援マナーも、2011の全国スポ少交流王者の片りんがうかがえた
遊撃守備では併殺も決めた庄崎愛大が1回表、右前打(上)で好機を広げる。そして2試合連続本塁打中の四番・山口陽大が、一死二、三塁から意図して内野にゴロを転がし先制する(下)
先発の下園蒼治朗(下)はすいすいとアウトを重ねて6回二死まで散発3安打無失点の快投も、球数が規定70球に達して降板。「最後までf投げ切りたかったです…」
■準々決勝/大田第2試合
[栃木]初出場
簗瀬スポーツ
002000=2
23070×=12
不動パイレーツ
[東京]2年ぶり4回目
【簗】郡司、手塚、松本、郡司-半田
【不】永井、阿部、小原-阿部、小原、鎌瀬
本塁打/阿部(不)
不動は好機を確実にものにして4強入り。2回裏には二番・村上陽音が左中間へ2点塁打(下)。4回裏には四番・阿部成真が前日に続くサク越えの3ラン(上)
守備も安定しており、4回表には三塁手・西槙越がファウルフライをギリギリで好補(下)
2回表、チーム初ヒットとなる二塁打を放った簗瀬の六番・小林麗奈(上)。5年生ながら栃木スーパーガールズの四番としてガールズトーナメント優勝にも貢献している
「打てないし、打たれるし、全国はすごいレベルでした」と振り返ったエース左腕の郡司啓(上)だが、この日は先頭打者で2安打1打点。初出場で8強の成績を残した6年生たちは、地元・栃木の夏季大会へ
【駒沢公園硬式野球場の結果】
■第1試合
[沖縄]2年連続2回目
大里シャークス
100000=1
10111 X=4
新家スターズ
[大阪]2年連続3回目
第2試合
[山梨]初出場
甲斐ジュニアベースボールクラブ
000000=0
00104 X=5
レッドサンズ
[東京]3年連続4回目